塗料の保護

パテ、サーフェーサー類

パテ、サーフェーサ一類はいずれも、塗装系の性能を向上させる目的として用いるものより、美装上の仕上げ性を向上させるために、使用することを主目的としている。
そのため保護目的が強い金属商の塗装においてはその使用は最少限にとどめるべきである。

パテの場合は、素地の凹凸や不陸を修正するために用いるものであり、その成分は作業性等の研磨性を良好とするため、また厚塗性を求めるため顔料成分が多く、塗膜性能はあまり期待できない。
金属面用として多く用いられるものとして、油性および油変性樹脂塗料に対しては、オイルパテ、カシュ一樹脂パテがあり、また、各種合成樹脂系塗料に対しては、厚付け性がすぐれているポリエステルパテが多く用いられるが、いずれの場合もそれぞれ特性があるが、パテの本質は残るものであるから、使用上の注意およびあまり厚付けはせず最少限の使用とすべきである。

サーブェーサーの場合は塗装系の中では使用目的が中塗りとしての効果を求める場合があり、パテの保護を行なう効果も得られる。
ゆえに、パテよりは塗膜性能がすぐれた品質設計がなされているものが多く、下と上との層間付着性の向上、塗装系全体の耐水性、耐久性を向上させると共に、美装性のある仕上げを良好にするものとされている。

しかし、塗膜の肉もちおよび研磨性の良好であることを求めるのが第ーであるため、あまり性能面を過信した使用は危険である。
サーブェーサーは、パテと同時に油や油変性樹脂塗料用のオイルサーフェーサー、ラッカーエナメル用のラッカーサーブェーサー、そして合成樹脂エナメル用の各種樹脂サーフェーサーがある。
また、サーフェーサーには、水とぎ用としてのサンジング型と、からとぎ程度の研磨ですむノンサンジング型とがある。