錆止め塗料の知識

各種金属用

鉄面を初めとする金属用下塗塗料において代表されるものとして各種の油性、油変性用さび止めペイントのほかに、それぞれの上塗塗料の専用のさび止めや、付着性向上等を目的とした下塗塗料があり、これらを一般にプライマーといっている。
ブライマーはその上塗塗料の特有の場合が多く、展色材も同系統のものを用いる場合が多い。

プライマーの性能は、さび止め効果と下地と塗装系の付着性を向上させることを目的とするもので、塗膜は素地である金属の膨張、収縮などの変化に順応できる性能が求められる。
使用される防錆顔料は展色材中に油成分を含まないものもあり、その防錆機構は、展色材と反応してち密な膜を形成するという形式でなく、顔料自体で防錆力を発揮するジンククロメート、鉛丹、塩基性クロム酸鈴などが多用されている。

プライマーの種類としては、ラッカーエナメル用のラッカーブライマー、オイルプライマーなどがあり、また、各種塗料専用のプライマーの代表としては、塩化ピニルプライマー、エポキシ樹脂プライマーなどがあり、エポキシ樹脂プライマーの場合、ポリウレタン樹脂エナメル用としても用いられる。
特に、プライマーの選択、使用上に注意しなければならない点は、それぞれ専用のプライマーを設計する理由を考える必要があり、その1っとして、上塗りの溶剤がプライマーに浸透し侵されないようになっていなければならないことと、また、上塗りの塗装系の乾燥・硬化の段階において生ずる硬化ひずみに対して、発生した応力を吸収する能力のある塗膜でなければならない、などがあげられる。